2012年6月21日木曜日

Daniel Sullivan 講演会


みなさん、こんにちは!
PCPでは先生方がPCP生のために開いてくださる講演会や説明会があります!
日米の企業や政府機関からゲストスピーカーが話しに来てくれます!
今回は白井先生が米国のFederal Reserve Bank of ChicagoのDaniel Sullivan氏の講演会を開いてくれました。それについてPCP8期生のSaki Katoに書いてもらいました!では、どうぞ!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
Hello, everyone! PCP8期のSaki Katoと申します。今回は、2012年6月5日に行われた講演会についてご紹介いたします。


2012年6月5日、Federal Reserve Bank of Chicago よりDaniel Sullivan氏が講演にお越しくださいました。講演会の題名は”The U.S. Labor Market: Increased Structural Unemployment Or Slack Demand?” です。
Federal Reserve Bank of Chicagoのウェブサイトより、
Daniel G. Sullivan is director of research and an executive vice 
president at the Federal Reserve Bank of Chicago.

講演会の内容を短くまとめますと、Sullivan氏は、アメリカの失業率が8パーセントと高いのは、自然失業率の上昇といった構造的な要因によるものなのか、それとも労働市場で需要が低迷していることによるものなのかということに焦点をあててお話されていました。この論点について考えるために、今回の講演会では、実際には様々なグラフや表を通し、深い分析がなされていました。

それらの分析を通しSullivan氏は、自然失業率の上昇が原因であるという根拠は少ないことから、アメリカ合衆国の労働市場における需要の低迷が大きいことが要因である可能性が高いと結論づけていました。自分の視点に説得力を持たせるために、Sullivan氏は講演の中で自分以外の人々の視点についても触れられていたのが印象に残っています。発表の仕方の勉強にもなった学生も多いでしょう。

こうして外部の方の講演を英語できく機会を得られるのはPCPならではの魅力の一つだと思います。もし、マクロ経済学の授業で先生が講演会について教えてくださらなければ、私はこの講演会の存在すら知らなかったと思います。生の英語を聞くことができますし、なにより専門的な経済用語が英語で使用されている講演会はとても勉強になります。理解を深めるために学生からの質問時間では、英語で真剣に質問している生徒の姿が見受けられました。

しかし、このような講演会をしっかり理解するためには、専門用語について英語で知っていなければならないなど、英語での経済学的な知識が必要です。今回の講演会に関しては、特にPCPのマクロ経済学の授業で学んだアメリカの金融政策についての知識や、失業率の計算方法についての知識なしには講演を深く理解することはできなかったと思います。

帰国子女で、英語が話せる人でも、経済学的な専門用語を英語で述べられるかというと、必ずしもそうではないと思います。日常的な会話で使う単語と、学問的な単語が異なるのは日本語でも英語でも同じことです。PCPの授業では、英語で経済学の専門的な知識を得られる機会が沢山設けられています。PCPに少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。 If you are interested in the Professional Career Programme even a little, please look at our PCP website or come to our information session! Hope some of you will consider joining us in the PCP!!

Profile:Saki Kato
1991年生まれ。Walled Lake Central High School卒業。2010年慶應義塾大学経済学部入学。小学校3年生から高校を卒業するまで(高校は1年早卒)アメリカ合衆国のミシガン州で過ごした。三田ではPCPと大沼あゆみ研究会に所属。趣味はバイオリンとピアノで、オーケストラと塾生新聞会に所属している。フランス語も勉強中。

0 件のコメント:

コメントを投稿